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By スポンサードリンク | - | 2008年01月22日 | CM : 0 | TB : 0
朝起きたら空の色がほんのり変わっていて。

ああ、引っ越したのだな、と。


余所者の彼女が来てから、自分も少しは変われたのだろうか。

(ユリウスなんかはおっもしろいくらい変わったのになー)

彼女と、彼女によって変わった彼の間に居れば、

こんな自分も、少しは変われるのかと思っていたが。

その矢先に「引越し」とは。

「また暫くユリウスに会えないんだなー」

言葉にしてみると、その事実がすとんと胸に落ちてきた。

  「ゆりうすとは、しばらくあえない」

毎度の事ながら、未だに慣れない。幾らルールでも、そんな。


でも、例え慣れなくても。
出逢ってからもう、2回程こうして過ごしてきたのだ。

だから、この後のことは判ってる。


「また今度、な?」

何時も通りなら、この空は彼の居る≪赤い国≫に繋がっているはずだ。
それならきっと……………ぽつりと零した、祈りにも似た独り言も、彼に伝わることだろう。

――――――――――――――――+―

クローバーはつばいおめでとイエーイ!!捏造上等!!!
私は店舗組なので未プレイですが、よく見るアリスのベットに騎士・ウサギが居るスチル。
あれ、騎士だけはめっさ朝早く起きてればいいと思う(何
By rhitsuka | 時計仕掛けの思春期。 | 2007年12月25日 00:00 | CM : 0 | TB : 0
このゲームのルールは。
一体、誰が作ったのだろうか。


俺が役以外を演じても何もないのは、そのルールの範囲内だからだろうか。
(あるいは、未だ「到って」ないのか)
ユリウスが俺と仲良くなったのも「並び」がそうだからだろうか。
(あるいは、別段仲良くないのか)

もしルールと言う何かが俺たちに行動を促すなら。
「俺」は何処に居るんだろう。
ユリウスに以前聴いたどこかの学者のはなしでは、すべてを疑って生きるのだとか。
なんでも「考えている自分だけが残る」らしい、けど。

そんなことしたら、俺は。存在どころか、必要意義さえ消えてしまう。


誰か。誰か誰か誰か誰か誰か。嗚呼、誰か。
(名前、呼んでくれないかなー………)

「 」と、優しい声で。

自分でも、忘れてしまったその「名」を。


――――――――――――+―


「紅い春」の直後、みたいな。エース君は散々悩めば良いよ!!(え
ちなみに私の中では、
1→エース、2→王、3→ペーター、4→ビバ様、5→ゴーランド、6→双子(どっちか)
7→ボス、8→エリオット、9→双子(どっちか)、10→内藤、11→ボリス、12→ユリウス
っつー設定です。兎2人と双子、内藤は合ってると思うけどな・・・・・・
By rhitsuka | 時計仕掛けの思春期。 | 2007年11月03日 13:09 | CM : 0 | TB : 0
071026_2325~01.JPG
ちょっと前に描いた代物。流石に幼過ぎたわ………orz
By rhitsuka | 時計仕掛けの思春期。 | 2007年10月26日 23:28 | CM : 0 | TB : 0
「なぁ、ユリウス?」

「・・・・・なんだ」

「ユリウスって、ユリウスだよな?」

「・・・・・はぁ?」


・・・・・・・・・・何を言い出すんだこいつは。

「いや、エースは俺だけど、「俺」は「エース」じゃないんだなーって思ってさ?」


「・・・・・ああ」

そう言えば、確かに以前零していた。

騎士と言う役割に、「エース」と言う名前が付属している、と。


職種として以外の「役割」を考えれば仕方の無い事なのだろうが、
裏を返せば以前とは違う名で生きていると言う事。

その事を指しているのだろう。


「エース、・・・・・押し掛けて来ていきなり其れか」

溜め息を付きながら返せば、啜っていたマグカップから離れ、頬杖を着いた。

「逆だよ。「職場」だと絶対に俺はエースだから。」


確かに、騎士として生活するなら尚更「エース」なのだろう。
女王はもちろん「騎士」として呼ぶだろうし、同僚である白兎も神経質な「アレ」だ、
役職として接して居るのだろう。

「此所に来なきゃ、元の事なんて考えられないし。」

頬杖からそのままへたんと頭をテーブルにつける。


「感傷に浸っていて良いのか?ハートの城の天下の騎士殿が。」

「だめだろうねぇ。只でさえ職場に着けなくて大変なのに、
「時計屋さん」と違って大人気な「騎士様」はいろんな奴の相手してやって大忙しだから。」

やれやれ、とわざとらしくエースが首を振る。


「だがなエース、そ「「エース」って、呼ぶな。」

的を得ない発言に苛つきながら言うと、今迄と違う色を写した瞳と目が合った。


「「俺」はエースじゃあ、ない。」




「俺、は」




怒気を孕んで膨んで居た空気が、どんどん萎んで行く。

そこに残ったのは、以前見た紅い少年。


顔を伏せると同時に、突撃と言って良い勢いで近付いて来て。



「エ、エース・・・・・・・?」

「どうしよっ・・・・・俺「エース」じゃないのにっ、」



「エースじゃない「俺」を、・・・・・見つけられない・・・・・っ、」




「俺が「何」なのかっ判んないんだっ・・・・・!」


頭を垂れたまま、絞り出す様に叫んだ。


「エース、少し落ち着け・・・・・」

未だ顔を上げず、悲愴と焦りを浮かべて居る彼の肩を軽く叩く。


私よりも「2回」前に役持ちに成って居たと聞いたのが「2回」前だ。
つまり、「エース」に成ってから「4回」。

考える時間が出来て、思い至ったのだろうか。


 (いや、)

もしかして、


 (今まで、ずっと感じて居た・・・?)


確かに、思い返すと1度や2度為らず意味無く名前を呼ばれて居た。

もしかすると、あれは。


 (確認・・・なのか?)


相手が、そこに居るという。
自らが、「此所」に居るという。

そして、 相手が、「相手」だという。


 (人間原理じゃないか、そんな)

それでも、

たとえ、学説としての一つの説でも、

 (こいつにとっては、)

存在確認なのだろう。


 (だとすると、)


私の出来る事、は。



「私は、「エース」を「お前」の事として使うから、」


「エースは「お前」で良いんだ」

「エースがお前なんじゃなく、お前が「エース」なんだ」


零した言葉がきちんと落ちて行く様に、言い聞かせる様に呟きながら。


「もし不安なら、私がずっとお前を「エース」と呼び続けて居てやるから。」



        「だから、大丈夫、だ。」



愚図る子供をあやす様に、肩を叩く事だけ。

 (この程度の事だけ、なのだろう。)


――――――――――――――――+−

奴らはグダグダならその方が良いと思うんですよね(何
にしても騎士だけ苗字がないのはなんでやろ、と思った所から
始まった話だったり。
一応ユリウス20、エース17のお話。


By rhitsuka | 時計仕掛けの思春期。 | 2007年10月24日 06:28 | CM : 0 | TB : 0
「あっれー?」

「・・・・・・」

不思議そうな声に気付き、外を覗くと

「此所って、お城じゃないよな?」

少し不格好な、真紅の服を纏った「彼」が呟いた。



「何処だと思ったかは知らないけど、一応、此所は時計塔だと思う。」


きょろきょろと辺りを見回し素頓狂な方向へ歩き出そうとした少年を引き止め、
塔の内部に招き入れた紺色の青年がそう零し。

差し出されたマグカップに軽く礼をしながら紅の少年が返す。

「ふーん・・・じゃ、君が「時計屋」なんだ?」

「そう、なるらしい。」

「なんだよーそれ、自分のことだろー?」

あ、おいしい、などと呟きながら、少年は爽やかに笑った。

「まだ、良く判って無いんだ。私に「変わって」から、20回も時間帯は変わって無い」

少し哀しそうに、青年がそう言った。感情を殺した様な、顔で。

「あーそっか・・・ふーん」
新任さんなんだな、と何に納得したのか判らないが少年は納得した顔をした。

「そっちは、「   」だろ?随分慣れてると言うか・・・・・」

「まーね、数えて無いけど・・・・・2回くらい、全部回ったかな?」

んー、と思い出しながら呟くと、青年は驚いたように今まで伏せて居た顔を上げた。

「今、幾つだ・・・・?」

「ん?じゅーご。」

さらっと返すと、青年が目を丸くした。



「3つ下、なのか?」

「・・・・・え、ほんとに?」


――――――――――――――――+−

初めて会った時はお互い10代であって欲しいなーとか
3歳差って萌えるなーとか思って書いた気が。
因みに私の中ではユリウス→29、エース→26なので
そりゃ12年も一緒に居りゃ親友にもなるわ!ってなもんで。
By rhitsuka | 時計仕掛けの思春期。 | 2007年10月23日 19:51 | CM : 0 | TB : 0